インフルエンザ 症状 子供 タミフル [インフルエンザ症状]
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インフルエンザ 症状 子供 タミフル
子供がインフルエンザになった場合、
以前は、タミフルが処方されることが多かったのですが、
ご承知のように、タミフル服用後に異常行動が多数報告されることとなり、
その関連性が疑われています。
現時点ではタミフルと異常行動との直接的な因果関係は証明されていませんが、
厚生労働省の指示(2007年3月20日)により、
タミフルの使用が「原則的に10代には使用禁止」とされました。
●お子さんがインフルエンザになった場合、10代であれば、処方されることはありませんが、
特別な場合(受験生やインフルエンザによって重症化する可能性がある病気をお持ちの方)
は、タミフルによる副作用を理解の上、保護者が希望した場合のみ、
医師の判断のもとに処方される場合もあるそうです。
●10歳未満のお子さんの場合は、タミフル処方を禁止しているわけでは
ありませんので処方することができます。
しかし、やはり、これは、タミフルの副作用を理解したうえでのことです。
保護者は、タミフルの副作用を事前に理解しておくことも必要だと考えます。
★タミフルとは・・
抗インフルエンザウィルス薬。つまり、インフルエンザの治療薬です。
タミフルの一般名は、オセルタミビル(Oseltamivir)。
A、B型のインフルエンザに効果があり、特にA型に対しての効果が高いと報告されております。
C型のインフルエンザに対しては、効果はありません。
日本では、中外製薬が、販売しています。
タミフルは、ノイラミニダーゼ (neuraminidase, NA) といわれている酵素(糖タンパク質)を
阻害することにより、インフルエンザウイルスが、感染した細胞表面から
遊離・拡散することを阻害します。
結果として、他の細胞への感染・増殖を抑制する作用があります。
さらに、インフルエンザの予防薬としての利用も可能です。
タミフルは、ウィルスの拡散を阻害する薬剤であるため、インフルエンザ発症後、
48時間以内の服用開始が必要です。
これ以降の有効性については、裏付けがありません。
2007年6月の厚生労働省の発表によると、
01年から2007年5月末までの副作用報告は累計で1377人、
そのうち服用後の異常行動は211人、死亡は71人(異常行動による死亡8人、突然死43人)。
異常行動を起こした事例を年代別でみると、10歳未満が28%、10~19歳が53.1%で、
19歳未満での事例が81.1%と大半を占めます。
★タミフル副作用
○異常行動の発現のおそれ。少なくとも2日間、保護者が監視。
※異常行動などの精神・神経系症状=普段と違うとっぴな行動をとる、うわごとを言ったり興奮したり
する、意識がぼんやりする、意識がなくなる、幻覚が見える、妄想、けいれん等。
○タミフルの副作用で頻度の高いものは、
腹痛(6.8%)・下痢(5.5%)・嘔気(3.9%)など。
まれに、肝機能障害・ショック症状・肺炎・急性腎不全(全て頻度不明)などがある。
詳しく知りたい方は、別記事に
タミフル添付文書
http://tyusya.blog.so-net.ne.jp/2013-10-17-3
を書きましたのでご覧下さい。
○10歳未満の子供への処方をみなさん、迷われるのではないでしょうか。
インフルエンザワクチンを接種している場合、
軽症ですむ可能性が高いといわれています。
そのため、タミフルの副作用を恐れるよりかは
インフルエンザワクチンを接種しておくのが、一番安心できるのではと思われます。
○最後にインフルエンザの合併症について記述しておきます。
細菌の二次感染による中耳炎・気管支炎・肺炎などが見らる。
特に乳幼児では、インフルエンザウイルスによる脳炎・脳症を引き起こすことがあり、
死に至るケースもあるので注意が必要です。
インフルエンザ脳症・脳炎は、0~6歳までの乳幼児に多く、
大きいお子さんではほとんどみられません。
症状としては、急な高熱の際にひきつけを繰り返す、ひきつけが終わったのに目が覚めない、
目は覚めているがうつろな様子で変なことをしゃべったり、
見えないものが見えたり聞こえたりします。
そのような場合は、一刻も早く病院を受診してください。
★保護者の方は、タミフルを飲むことによるリスクと、
合併症を引き起こすかもしれないという2つのリスクをよく考えて、
医師と相談してください。
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インフルエンザ 症状 子供 タミフル
子供がインフルエンザになった場合、
以前は、タミフルが処方されることが多かったのですが、
ご承知のように、タミフル服用後に異常行動が多数報告されることとなり、
その関連性が疑われています。
現時点ではタミフルと異常行動との直接的な因果関係は証明されていませんが、
厚生労働省の指示(2007年3月20日)により、
タミフルの使用が「原則的に10代には使用禁止」とされました。
●お子さんがインフルエンザになった場合、10代であれば、処方されることはありませんが、
特別な場合(受験生やインフルエンザによって重症化する可能性がある病気をお持ちの方)
は、タミフルによる副作用を理解の上、保護者が希望した場合のみ、
医師の判断のもとに処方される場合もあるそうです。
●10歳未満のお子さんの場合は、タミフル処方を禁止しているわけでは
ありませんので処方することができます。
しかし、やはり、これは、タミフルの副作用を理解したうえでのことです。
保護者は、タミフルの副作用を事前に理解しておくことも必要だと考えます。
★タミフルとは・・
抗インフルエンザウィルス薬。つまり、インフルエンザの治療薬です。
タミフルの一般名は、オセルタミビル(Oseltamivir)。
A、B型のインフルエンザに効果があり、特にA型に対しての効果が高いと報告されております。
C型のインフルエンザに対しては、効果はありません。
日本では、中外製薬が、販売しています。
タミフルは、ノイラミニダーゼ (neuraminidase, NA) といわれている酵素(糖タンパク質)を
阻害することにより、インフルエンザウイルスが、感染した細胞表面から
遊離・拡散することを阻害します。
結果として、他の細胞への感染・増殖を抑制する作用があります。
さらに、インフルエンザの予防薬としての利用も可能です。
タミフルは、ウィルスの拡散を阻害する薬剤であるため、インフルエンザ発症後、
48時間以内の服用開始が必要です。
これ以降の有効性については、裏付けがありません。
2007年6月の厚生労働省の発表によると、
01年から2007年5月末までの副作用報告は累計で1377人、
そのうち服用後の異常行動は211人、死亡は71人(異常行動による死亡8人、突然死43人)。
異常行動を起こした事例を年代別でみると、10歳未満が28%、10~19歳が53.1%で、
19歳未満での事例が81.1%と大半を占めます。
★タミフル副作用
○異常行動の発現のおそれ。少なくとも2日間、保護者が監視。
※異常行動などの精神・神経系症状=普段と違うとっぴな行動をとる、うわごとを言ったり興奮したり
する、意識がぼんやりする、意識がなくなる、幻覚が見える、妄想、けいれん等。
○タミフルの副作用で頻度の高いものは、
腹痛(6.8%)・下痢(5.5%)・嘔気(3.9%)など。
まれに、肝機能障害・ショック症状・肺炎・急性腎不全(全て頻度不明)などがある。
詳しく知りたい方は、別記事に
タミフル添付文書
http://tyusya.blog.so-net.ne.jp/2013-10-17-3
を書きましたのでご覧下さい。
○10歳未満の子供への処方をみなさん、迷われるのではないでしょうか。
インフルエンザワクチンを接種している場合、
軽症ですむ可能性が高いといわれています。
そのため、タミフルの副作用を恐れるよりかは
インフルエンザワクチンを接種しておくのが、一番安心できるのではと思われます。
○最後にインフルエンザの合併症について記述しておきます。
細菌の二次感染による中耳炎・気管支炎・肺炎などが見らる。
特に乳幼児では、インフルエンザウイルスによる脳炎・脳症を引き起こすことがあり、
死に至るケースもあるので注意が必要です。
インフルエンザ脳症・脳炎は、0~6歳までの乳幼児に多く、
大きいお子さんではほとんどみられません。
症状としては、急な高熱の際にひきつけを繰り返す、ひきつけが終わったのに目が覚めない、
目は覚めているがうつろな様子で変なことをしゃべったり、
見えないものが見えたり聞こえたりします。
そのような場合は、一刻も早く病院を受診してください。
★保護者の方は、タミフルを飲むことによるリスクと、
合併症を引き起こすかもしれないという2つのリスクをよく考えて、
医師と相談してください。
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タグ:タミフル
2013-10-18 01:00
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